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内視鏡センター


内視鏡による検査、治療を安全で苦痛なく受けられる様に心がけております。

当院の内視鏡の検査では、通常ののど麻酔のほか、作用時間の異なる2剤の薬剤を組み合わせた静脈麻酔での苦痛の少ない方法も行っております。この方法のアンケート調査では、全く苦しくなかったと答えられた方は、上部内視鏡検査では99%、下部内視鏡検査では95%に達しておりました。

最近では、内視鏡治療技術も向上し、今まで手術を要していた、比較的大きな腫瘍も内視鏡的に切除することが可能になりました。苦痛の少ない内視鏡検査方法での、胃や大腸の腫瘍の早期発見をお勧めします。

歴史

平成元年の頃には、ジアゼパムという半減期が28時間から35時間の薬剤を1種類用いていましたが、平成3年頃から、チオペンタールという半減期2.8分の薬剤を一緒に使用することとなり、麻酔の深度の調整を行えるようになりました。

平成8年頃から、ジアゼパムに代わり半減期が120分のミダゾラムを使用することとなり、安全性が向上しました。また、平成22年頃からは、チオペンタールの代わりに半減期2.6分のプロポフォールを用いるようになり更に安全性が向上してきました。

現在は、ミダゾラム+プロポフォール法を行っているわけですが、さらに、最近では検査後の覚醒を良くするために、プロポフォールの比率を上げる試みを行っており、覚醒時間が半分ほどとなる良い結果が得られてきています。

効果

アンケート調査を行うと、上部内視鏡検査では99%、下部内視鏡検査では95%の患者さんが全く苦しくなかったと回答されています。更に、来年もこの麻酔方法を希望するかとの問いに対しては98%の患者さんがYESと回答されており、内視鏡検査への恐怖心がなくなり、1年に1度受けることとなり、早期発見につながっていくと考えられます。

応用

最近では、早期発見であれば、胃癌でも大腸癌においても、内視鏡にて切除することが可能になってきました。
内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)という方法では比較的大きな癌まで切除できますが、それなりの処置時間を要します。その際にもこの麻酔方法が役に立ち、処置中に苦痛を感じることはありません。

われわれは内視鏡医であると同時に外科医でもあります。進行胃癌や進行大腸癌の方の手術をする際に、どうしてもっと早く受診されなかったのですか?とお聞きすることがあるのですが、多くの方が「昔受けた内視鏡検査が辛くて、とても検査を受ける気がしなかった」と答えられます。当センターでは、そのような検査離れが減るように、常にsedationに取り組んでいます。
内視鏡センター長 小原弘嗣
消化器内視鏡専門医

内視鏡センター担当看護師より

内祝鏡センターでは、看護師(内祝鏡技師2名含む)、助手、クラークの8名が従事しております。
当院では鎮静下での検査、治療が安全に安心して行えるように援助しています。また、患者様や御家族が満足していただける様に、短時間の関わりの中でも個別性を重視した看護が提供できるようにスタッフ一同、頑張っています。

実績

2013年 2014年 2015年
上部内視鏡検査 2238 2273 2151
下部内視鏡検査 1202 1268 1290
ポリープ切除 351 339 386